はいら日記

犬の顔にはめるバケツみたいな何かと数千万円するエルメスのバッグばっかり宣伝される

車校卒業

今日は教習所の卒検の日である。

最悪のコンディション、地獄の2択

今までずっと晴れか曇りの状態で運転してきたのに今日に限って滝のような大雨である。こうなると歩行者や建物に水をかけるという減点のリスクが生まれるので面倒だ。ただでさえ卒検なんて嫌なのにもう最悪である。

延泊にならないことに賭けて夜行バスの予約を取ってあるのだが、もし卒検に落ちたらキャンセル料として5000円失う。そしてもし受かったら京都まで13時間半夜行バスに監禁されるのである。どう転んでもお先真っ暗、絶望しか見えない。

普通に延泊なんて嫌なので検定はかなり緊張し、そのせいで合図の出し忘れや消し忘れが何度かあった。これはもし運が悪かったら落ちるかもしれないと思って青い顔をしていたら、私を乗せて方向転換の課題をしていた男の子が目の前で減点超過で検定中止になってしまった(検定の時は次の順番の人を乗せて運転する)。これを見て私はもう冷や汗をダラダラ流し天に祈りを捧げながら運転する羽目になった。実は修検の時も私を乗せていた人が脱輪で検定中止になっており、もしかしたら私は疫病神か何かかもしれないという考えが脳裏をよぎった。

どうにかこうにか合格はできたのだが、キャンセル料+諸々の延泊料、再受験料のかかった試験であったため合格発表の緊張はまさに大学受験以来のものだった。さすがにあれほどは緊張しなかったが。

卒業

お昼をゆっくり食べたせいで荷物を詰める時間がほとんどなくなってしまい、とりあえず全てを包みもせずにぐちゃぐちゃのままトランクに放り込んだせいで絶対に外でトランクを開けなくなってしまった。開いたら服や下着がくす玉のように飛び出すだろう。

同室のYちゃんが何度も歯ブラシを忘れないように警告してくれたというのに私は歯ブラシを忘れかけ、行きがけに掴んで部屋を飛び出た。歯ブラシを持ったままエレベーターに乗り、卒業説明の部屋にそのまま入っていくと同時に卒業する面々にドン引きされた。アハアハ言っていたら教官が現れ、彼にもまたドン引きされた。「歯ブラシを持ってくる人は初めて見ました。」と言われ、私と少し仲良くなった男の子が「そらそうや!」と叫んでいたのでまたもやアハアハ言って誤魔化した。

みんなが先に卒業してしまい今日から部屋に一人残されるYちゃんのほうが寂しいと思うが、私も同室の子達とはとても仲良くなれたので今とても寂しい。久しぶりにコミュニティの全く違う人たちと深く関わった割にはよくできたと我ながら思う。やはり私のコミュ力は昔よりもマシになっているのではないだろうか。

絶望

私に今残されているのは13時間半に及ぶ輸送のみなので佐世保駅コメダ珈琲で悲嘆に暮れている。初コメダなのにこのザマである。

シロノワール食べた。美味しい。

これを公開するのは家に着いてからになると思うが、皆私が奴隷船状態を乗り越えられるように応援頼んだぞ!!

おしまい。