はいら日記

犬の顔にはめるバケツみたいな何かと数千万円するエルメスのバッグばっかり宣伝される

宵山万華鏡

を読んで予習してから行こうとしたのだが失敗した。私の人生なんて大体こんなものである。そもそも徹夜しようとして疲れてきて6時に眠りにつき12時半に目覚めたあたりから失敗したのは目に見えていた。

起床

寝ぼけ眼でインスタを見るとこの世には祇園祭をあげる人と某大学の某コンテストに出る同級生を応援する人の2種類しかいないことが分かった。

さらにウミガメ殺害のニュースまで見てしまった。カメが死ぬ話だけは駄目だ。親の死も自分の死もいづれ訪れることで別に何とも思っていないがカメが死ぬのだけは駄目だ。アホで純真無垢なカメがいつか死んでしまうこと、その時に多少なりとも苦しみや恐怖が訪れるかもしれないこと、それだけは絶対に駄目だ。宇宙が終わってものほほんと好きなものを沢山頬張って沢山昼寝しているべきだ。絶対に。栽培しているモズクが被害を受けていたとのことだが、私にはウミガメがアホ面してご飯に目を輝かせている姿がありありと想像できてしまってもう駄目だった。

こういうことで勉強もできず風呂にもなかなか入れなかった。小中学生の頃の生活はこんなに崩れていなかった。下手に大学生らしいサボりマインドを身に着けてしまったのが良くないのかもしれない。周りを見てもなんだかモチベの保ち方が中学生のような人に限って生活習慣も整っているし成績も良いので私もかつての純粋さを取り戻すべきなのかもしれない。

祇園祭

この世には祇園祭をあげる人と某大学の某コンテストに出る同級生を応援する人の2種類しかいないと書いたが、私は量産型の大学生であり量産型の母校OBなのでもちろん祇園祭に行くし彼のことは応援する。

そういうわけで高校同期のkと祇園祭に行ったが、向かう途中で橋の欄干にプリクラが貼られているのを見つけた。

この橋は有名な刀傷もある歴史の深い場所である。こうして新たな歴史を刻んでいくその姿勢、誠に恐れ入った。

ほんの少し前までラッシュに揉まれながら都会の高校に無遅刻無欠席で通い、混雑した巨大な駅の中を縦横無尽に動き回り、満員電車の中で小テストの勉強も悠々とやってのけていたはずである。そしてそんな大都会での生活もそれなりに気に入っていたはずである。それがなんだこのザマは。私達二人とも少し人が増えただけで拒否反応を示しているではないか。お父さん、お母さん、もう東京に帰れる気がしません。

なんとか焼きそばだけ買いました。

パフェ

kが夜パフェの店があるというのでそこに行くことにした。人混みはもうこりごりなので。

地球の提灯が可愛いねと話していたら

ここマダガスカル!レボリューション!

k、それはスリランカスリジャヤワルダナプラコッテ

この後ゴージャスなる芸人の動画を見せてもらったが彼が動くのを見るのは初めてだった。(ネットサーファーなので名前は知っていた)

とってもおいしゅうございました

中に入っていた十勝ヨーグルトのゼリーなるものが今まで食べたヨーグルト味のもので一番おいしかったかもしれない。

上に乗っているキャンディを「飴ちゃん」と呼んで押し付けてくる大阪のおばちゃんがいたらいいなと思う。

しっとりした雰囲気の店で周りも綺麗なお姉さんだらけなのになぜか親の死について話した。ある意味これも大人の会話かもしれない。

 

余りの混雑に今日に限っては鴨川等間隔カッポー達は普段居座る場所の対岸にまで並んでいた。そういえば昔別の高校同期Aに鴨川等間隔の説明をしたら「素敵!いつかやりたいな」という反応をされたがあれを純粋に良いものとしてとらえられるかどうかは何かの分水嶺かもしれない。

川の流れに乗ってどんぶらこどんぶらこと煙草の箱が流されていくのを見たが、あれを拾って割っていたら煙草太郎が生まれていたかもしれない。惜しいことをしたものである。

今kの家に居座ってこのブログを書いている。本当は勉強をしないといけない状況でこんな腑抜けた文章を書いている場合じゃない。本当にヤバい。あと目の前で彼女に私のブログをアクセスされて読まれた。笑ってもらえたのが唯一の救いである。

明日はちゃんと勉強できるといいですね

おしまい。