はいら日記

犬の顔にはめるバケツみたいな何かと数千万円するエルメスのバッグばっかり宣伝される

高校同期まみれ!

スキーから夜行バスで帰ってきて着の身着のまま布団の中で失神していたらインターホンが鳴った。今日は高校同期Iが遊びに来る日なのである。一体何度私の家に来るつもりなのだろうかこの人は。全身を攻撃する筋肉痛に耐えながら布団から這い出て彼女を迎え入れた。

スキーに行っている間にあったことをベラベラと喋っているとほどなくして高校も大学も同期のkもやってきた。3人でうどんを食べに行った。

わさびが多すぎるように感じたが、つゆに溶かして食べたら丁度良かった。

食べ終わった後、道が分かれているところに出る度にじゃんけんして行き先を決める散歩をして遊んだ。結果ギャラリーや骨董品店が多い路地をさまようことができた。

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警察署が謎の看板を出していた。

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可愛い看板。

道中、謎のおばあさんに声をかけられた。ただの人の好いお婆さんかと思ったら突然公明党の宣伝を始めてにわかに三人の間に緊張が走った。その話は適当に流して喋っていたら彼女には私たちが30歳くらいに見えていたらしいということが判明した。そしてひ孫が5人いるらしい。色々と面食らっていたら隣にいたお爺さんと手を繋いで去って行ってしまった。私は手を繋いでいる老夫婦が好きなのでそこにはかなり好感を持った。

以前Iが見つけたという安い和服の古着屋に行った。部屋着にしようと思って浴衣と帯を買った。店番をしていたおじさんが気さくな人で会計をしようと思ったら盛んに話しかけてきた。コミュ障としてはかなり困惑したが彼の話題選びが良かったのでどうにかこうにか会話をすることができた。ここでkはバイトがあるので先に帰ってしまった。

Iがたまたま京都に来ていた別の高校sに会いに行くと言っていたので、sとは一言二言しか言葉を交わしたことの無い私も久しぶりに顔を拝みたいと思ってついて行った。

スキーからの帰り際に友達が喫茶店でクリームソーダを飲んでいて羨ましかったのを思い出したので私もクリームソーダを頼んだ。ここで三人で積もる話をした。

店を出て商店街を歩いていたら高校の先輩にそっくりな人形があった。ぽっちゃりしている割にやけに目がクリクリで口を開けば甲高い声でいかにして運動会をさぼったかの話しかせず、50m層の偏差値がマイナスなのにとんでもなく優秀な彼にまた会いたいものである。

Iはsと夕食をとるということだったので別れて先に帰ることにした。帰路の途中、満開の花を見つけた。風も暖かくなり、花も咲き始め、受験結果のニュースが出回り始めた今はもうすっかり春である。

おしまい。