はいら日記

犬の顔にはめるバケツみたいな何かと数千万円するエルメスのバッグばっかり宣伝される

サークル旅行最終日

こんなに楽しかった旅も今日で最後である。もう朝から憂鬱である。

朝食の直前までもう一度風呂場に行ってマッサージチェアに心行くまで座っていた。

蝶の羽で作ったアートを見つけた。

朝食。

温泉宿で卓球をすることにずっと憧れを抱いていたのでフロントにラケットを貸してくださいと言いに行ったら有料ですと返されたので諦めてすごすごと帰り、部屋でまた寝ていた。

出発の時間になり後ろ髪引かれる思いで宿を後にした。バスの窓から外を見たらぬいぐるみを持ってきた先輩が宿の人にぬいぐるみの説明をして盛り上がっていた。

加賀フルーツランドなる場所でバスを乗り換えていちご狩りに向かった。お土産が売っている場所で「ボケを予防する枕」と「眠りダイエット枕」を見てずっと笑っていた。残った時間では「Trex is best」と書かれた子供用の小さすぎる帽子を被ろうとしたり、おいしゃさんごっこセットを医学生の友達にあげようかと話したりしていた。ここではパイナップルが鉢植えになっていて、「パイナポーがある」と叫んだら友達のツボに入ってしまったらしいが、いままでパイナポーという言い方をする人に会ったことがないことの方が衝撃である。

いちご狩りをするハウスに入ったときはこの農園のいちごを根絶やしにしてやる、一族郎党皆殺しじゃ!と息巻いていたのだがすぐ食べ疲れてきてしまった。しかし、旅先では限界というものなど存在しない。消化器官が不平不満を言ってきても無視して食べ続けていた。いちごの食べすぎで腸内細菌も驚いているに違いない。美味しいいちごの見つけ方を皆研究していたが、私は絶対に元を取りたくてそれどころではない。たまに他の人が研究の結果美味しいと予想したいちごをくれたが、本当に甘かった。

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それにしてもいちごは見た目も響きもかわいすぎる。いちごのせいで一期一会まで可愛いみたいな扱いを受けているのでその威力はすさまじいものがある。ここに実家にいるリクガメを連れてきてその喜ぶ顔が見たいとずっと言っていたら友達に「(はいら)のカメ会ってみたい」と言ってもらえた。
あっという間に制限時間も過ぎて帰りのバスで中学生の頃みかんの食べ過ぎで肌が真っ黄色になったという話をしていたら先輩に「ほんまに動物みたい」と言われた。この酷すぎるコメントがかなりツボに入り、加賀フルーツランドに戻ったときトイレの中で思い出し笑いをして音姫の角に頭を思いっきりぶつけ流血しかけた。

ここで顔出しパネルで遊び、またバスに乗って帰った。

いちごの水分量は凄まじく、フルーツランドで2度もトイレに行ったのにまたトイレに行きたくなった。尿意をごまかすために道中ずっと眠っていた。

サービスエリアに着いたのでトイレを無事済ませ、あんバターのパンを食べた。

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福井で遊んだわけでもないのにお土産に羽二重餅を買っていたら友達が「はにじゅうもち」と読んでいた。彼女は月極も今日まで「げっきょく」と読んでいたらしい。

帰りは渋滞に巻き込まれるかと思ったら意外とすんなり抜けられ、受験の話や高校の話、バイトの話をして魚の名前を書いてくれない水族館(京都水族館、あなたのことですよ!!)にキレたり、人間のビジュアルのキモさについて話したりしていたらあっという間に着いてしまった。旅行で一番悲しいのはこのもうすぐ着くよという時間だと思う。だんだん見慣れた地名が目に入り、知っている景色が増えていく切なさといったら無い、

帰りのバスで女の人が「財政難で子育て関連の予算を見直すとニュースで知りました。今度議会の傍聴に行ってみようと思います。だって子育て環境日本一は守りたいもの!」と言っている広告を見て、財政難で本当にヤバいのを当たり前のように開き直る市にやり方にドン引きした。よく見るとバスの減便、料金値上げ、様々なサービス終了と財政難が目に見える形で表れている。もう危機を打開するために予算を割くこともできず首が回らない状態なのだろうと思った。

最後に暗い気持ちになってしまったがとても楽しい旅だった。この調子でサークルの人ともっと仲良くなっていきたい。ほとんどの人が関西弁を喋る中に3日間いたので、普段ぼっちを極めている私は今回初めて方言が本格的に移り、今関西弁が口からポンポン出てきて来ることに自分でも驚いている。おしまい。