はいら日記

犬の顔にはめるバケツみたいな何かと数千万円するエルメスのバッグばっかり宣伝される

サイゼデートは有りや無しや

工場用地には法律上住所が存在しない世界の夢を見た。私の大学の人たちが百均で買ってきた材料を使ってそこに家を作り、住所不定になっていた。

防犯

ドアの覗き穴から覗かれるという犯罪があるというラインを親から賜ったので知らない女性の写真をドアに貼っておいた。

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これは正月に祖母の家に行った時に母が貰ってきたエプロンの袋に入っていた写真である。妙に気に入ったので下宿に持って帰ってきて冷蔵庫に貼っていたのだが、満を持して我が家を不審者の目から守る守護神として活躍していただくことにした。

落単

先日アンケートを覚えておくべく努力する者の手の写真を載せたが、なんと驚くべきことに1つ前のアンケートを忘れていたせいでスペイン語の単位を落としてしまった。出席も課題もテストも多少の漏れはあるもののちゃんとやったのにである。それはもうパニックになってまだ提出できる状態だったアンケートを提出してそのまま寝込んだ。数日間寝込んでいたので教授からのメールに気づかなかった。久しぶりにメールを開くと鬼のようにメールが届いており、そこには期間内に連絡したら単位を上げるということと私が無言でアンケートを提出したことに対するお怒りの気持ちが綴られていた。これを見た私は単位が来ることを知ってすっかり調子が良くなり、布団からスルルンと抜け出して(なんだかお通じが良くなるサプリの広告みたいだ)、ルンルンとお詫びのメールを書いた見事単位を取り戻した。

I

高校同期のIと高校時代の部活のr先輩が遊びに来た。r先輩まで家に来るとは思わなかったので部屋をきれいに掃除しておいて良かった。

皆でご飯を食べました。

中学時代の卒業式の話になってIが「起立」の一言で皆がザっと立つのが気持ち良いから好きだったなどとのたまっていたが、そんなのは民度の高い学校出身の戯言に過ぎない。私の学校では名前を呼ばれると咆哮で答える者、くだらないことでキレる教師、簡単な支持にも従えない愚民ども、ずっと立たされて倒れる者で地獄の様相を呈していた。ひな壇に登ると男子たちが取っ組み合いを始めて将棋倒しが起こり、全男子が巻き込まれて倒れ、何度ひな壇に登っても同じことが繰り返されついにキレた教師が「ひな壇に登らせない。椅子の前で立ち前を向いたまま卒業式をしなさい。」と言い出す始末であった。こんな調子なので週に何時間も練習させられる。私は練習のある日の前日は深夜までネットサーフィンを楽しんで練習時間を睡眠にあてていたが、正直この練習の存在だけでも公立中に入学する価値など0に等しい。気持ち良いとは何事ぞ。公立中への怨念が人の形をとった存在であるところの私を舐めないでいただきたい。

雨が降っていたので傘を持っていないIにどうするのと聞いたら「気合で」と答えたが、気合で何とかなる気がしなかったので一度家に戻って傘をIに持たせ、ついでに靴をスニーカーに変えようと思い戻った。すると家でIが寝始めた。私はr先輩にまだ使っている部活グッズを見せたりじゃがりこをもらったりしていたが、r先輩も寝始めてしまった。二人が適当なところで起きたので雨の中出かけることにした。

街を散歩しながら寺に行った。

ここで下宿を始めてから一番良い階段を見つけた。雨の日は雲が低く垂れこめて目の前の山までかかっているのが好きだ。山が燃えているみたいだから。

中学の時の塾の社会の先生がこれを牛乳プリンと呼んでいた。

ちょっとう〇ちみたい。

サイゼ

私が学生に人気の店を紹介しながら戻ってきた。皆でサイゼに入ったところで4人目の人物、sさんが現れた。この4人の関係は複雑である。(r先輩とsさんは1浪している)

私:Iの高校同期。r先輩の高校時代の部活の後輩。sさんの大学同期。

I:私の高校同期。r先輩の大学同期。sさんの高校時代の部活の後輩。

r先輩:私の高校時代の部活の先輩。Iの大学同期。sさんの高校同期。

sさん:私の大学同期。Iの高校時代の部活の先輩。r先輩の高校同期。

つまりこういうことだ。

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全員同じ高校出身なので大いに盛り上がったが、複雑すぎる関係のせいで敬語とため口が入り乱れ、最終的に誰が誰にどういう風に話しかけるのか誰もわからなくなっていた。

私はトニックウオーターと炭酸水とジンジャーエールと山ぶどうジュースと山ぶどうスカッシュを少しずつ混ぜたものやファンタとコーラを1:9で混ぜたものを飲んで楽しんだ。

サイゼに行ったら古今東西老若男女すべての人間がすること、間違い探しが始まった。今回の間違い探しはかつてないほど難しく、確実に神回だ。4人とも大学に入ってからおよそ発揮したことの無い集中力で間違いを探したがどうにも見つからず、本当に間違いが10個あるのか疑い始めるフェーズに入った。Iによると隣のテーブルの二人組はあっという間にすべて見つけてさっさと退店したのでやはりちゃんと10個あるらしい。それでも見つからず彼らは数の数えられない人たちだったのではないかという説が浮上してきた。ここでIが描かれている物の大きさを比べることに無類の才能を発揮した。彼女のおかげで最後の一つが見つかった。念のためテーブルに置いてあった紙に片方を写し取って重ね、一致しなかったその瞬間テーブルは歓声に包まれた。

※サイゼの間違い探しのネタバレです

 

 

 

 

 

 

 

 

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正直死ぬほど盛り上がった。Iには「大きさの覇者」という栄えある称号が贈られた。おしまい。