お久しぶりですです
お久しぶりです。1月というのはテストの月。私はテストにかこつけて部屋に引きこもり人に会わず、かと言って勉強もせず悶々と日々を過ごしていたので日記をつけたくなるようなことなんて一つも起らなかった。何か書くなら、
水族館で自分用に買ったぬいぐるみが親に奪われ親戚の子へのプレゼントになったこと
人に会わないでヴァイキングが暴れまわるアニメを一日中見ていたら、たまに鏡を覗いた時に自分が(戦士に比べ)ありえないくらいかわいく見えるようになってしまったこと
くらいだろうか。
今月はちゃんと日記、つけたいと思う。
答えないと単位を落とすアンケートを記憶に留めるべく努力する者の手。こうやって指に一文字ずつ入れるタトゥー、ラッパーが良くやっているけれども本当にかっこいいと思う。アルファベットの場合に限るが。
散髪に行った
美容院嫌いを拗らせた私はなんと10か月近く髪を放置していた。華々しい大学デビューを飾るべく染めた髪も今やプリンを超えてツートンカラーであると主張できる領域である。流石に毛先も傷んできたので重い腰を上げて美容院に向かった。
私「ア、髪は暗い茶色に染めて、毛先はこのくらい切って、前髪は巻いていい感じにな るくらいにしてください。」
美容師「わかりました。こんな感じでいいですか?」
私「ア、はい」
美「...」チョキチョキ✂
私「...」
噂に聞く美容師との会話とはこちらから話しかけなければ始まらないものなのだろうか。だとしたらこの勝負、私の不戦勝である。隣の会話に聞き耳を立ててみるとイケメン俳優のこと、アベマtvのこと、映画のことを話している。どれも私にはないレパートリーだ。というか私の会話のレパートリーって当たり障りがないとされている部分を少しも網羅していないので逆に話しかけてきた相手を困らせてしまうだろう。ならば話さない方がましだ。最終的にはこの後の予定という私にも簡単に答えられる話題を振られてとても助かった。
美容師は私が10か月間も美容室に足を踏み入れていないことに面食らっていたのかもしれない、これからはちゃんと行くという決意表明をしたら安堵の表情を浮かべていた。これからは本当にちゃんと行こうと思う。
ところでこの美容室、流行っている曲が何から何まで流れていて、doja cat とうまぴょい伝説が流れるという網羅ぶりであったがそんなに大衆に迎合することがこの世で許されているのかと驚いた。髪を切られているのになんだかyoutube shortsを見ている気分だ。
髪を巻いてもらったのだが、上手くて上手くて舌まで巻いてしまった。私がなん十分もかけた末に完成させるバサバサの髪はいったい何なのだろうか。
街に来たら欠かさずするブックオフパトロールを今日も忘れずにする。念の為に寄った二つ目の店舗でずっとずっと欲しかった漫画が100円で売られているのを見つけ、私の手は魚を捕まえるカワセミがごとき鋭い動きで本を捕獲した。
表紙美しすぎてずっと見ていられる。これが原作のアニメ映画があって、その主題歌が米津の海の幽霊である。
やばいですね。
帰りにアイコスの店の前で普通のたばこを吸う人間の集団に遭ったので心の中で拍手喝采しておいた。
節分なので神社で縁日をやっているらしく、高校同期のkと一緒に行った。実は私は昨日も散歩で来ているので予習は完璧である。
縁日なんていつぶりだろうか。きっと高2の時合唱祭の練習のあとクラスの皆で行った時以来である。あの時はコロナなんて無かったから皆で姫リンゴに箸を突き刺して溶かした砂糖をかけたよくわからない食べ物をベロベロしながら友達を囲んで、彼ら彼女らがフラれた話、付き合った話で大いに盛り上がったんだっけ。あー懐かしい。この頃の写真フォルダは輝きが強すぎてコロナが始まって以来まともに見返せていない。うーん高校に戻りたい。今なら校門にかかっている校名の彫られた金属のプレートを舐めることだって辞さない構えだ。
数少ない人生の指針になるべく体に悪そうな色のものから食べるというものがあるので、迷わずエメラルドグリーンのチョコバナナを手に取った。
生まれて初めてはしまきを食べた。マヨネーズを抜いてほしいと伝えたら代わりにケチャップをなみなみかけてくれた。
屋台の屋根の脇にある文字は左右が逆に並んでいることが多いが何故だろう。左から読んでもほとんど意味を成さないのですぐに気づくが、ベーコンエッグたい焼だけは「焼いたグッエンコーベ」と読めてグッエンコーベ?となった。
家に帰って別の高校同期fとエヴァンゲリオンを見た。色々思うことはあるのだがこれだけは言わせてほしい。なぜシンエヴァンゲリオンでアスカはパンツしか服を持っていなんですか?????エヴァを知っている友達を問い詰めても「追い詰められてプラグスーツしか持ってこれなかったんだよ」と答えられるが、そんなに切羽詰まってるならパンツ持ってくる余裕もないはずだし、余裕あったり服を手に入れる機会があったりしたら下着の上のパーツだって手にしているはずだ。どうしてもパンツしか持っていないのは不可解である。おしまい。