はいら日記

犬の顔にはめるバケツみたいな何かと数千万円するエルメスのバッグばっかり宣伝される

R in 京都 day 3

AKIRAを観たせいで布団から這い出る時間が恐ろしく遅くなった私はそれでもRを私のお気に入りの地区に連れて行った。このあたりは静かで落ち着いた感じが好きなのだ。美術館や動物園もたくさんあるし。上野や浅草から下品さを抜いた感じ、とでも形容すればよいのだろうか。

いつ見ても本当に好きな庭園なのだが、前来た時には元気いっぱいだったカメ、コイ、魚たちが身を潜めていて寂しかった。さらに古典に登場する植物が植えられているのだが彼らも軒並み(地上には)姿を現しておらず、説明版の前がことごとく虚無の空間になっていた。冬らしい景色を楽しみたいなら雪の後に行けばよいのだろうがそんな気力はない。

庭園を出たらRが見つけたうどん屋に行こうとしたのだが混んでいて諦めた。(Rは夜に行ったらしい。熱々の状態でもわかるほどコシが強かったらしい。私は授業なので行けなかったトホホ) 代わりに入った洋食屋のオムライスが卵からチキンライスからソースまでくまなく美味しくて口に入れた瞬間感動した。最近オム何とか系のものをたくさん食べているがその中では断トツに好きだ。ガストで食べたオムライスはソースのせいでチキンライスがチキンライスであることが全く意味をなしていなかったのだが、ここではそんなことは全くなかった。古いディズニー映画でしか見たことないような小さな眼鏡をかけた活舌の悪い店員さんが手際よく店を回し、お冷をインド人のような超絶技巧、洗練された動きで継いでくれる店であった。

そのあとはウサギを祀る神社に行った。石像からのぼりに至るまで皆ウサギが描かれていた。安産の神らしく、生まれてくる子供の健康を願う絵馬、家族の幸せを願う絵馬で溢れる様子を見ていると某縁切り神社との落差で笑ってしまった。

アンティークショップを覗いたりお土産を買ったりして私は授業に出たが全く身に入らなかった。夜にしたいことも特になかったのでRと家でダラダラしていたら、ピッチ・パーフェクトという映画を観させられた。おしまい。