はいら日記

犬の顔にはめるバケツみたいな何かと数千万円するエルメスのバッグばっかり宣伝される

R参上 The day 2

年末ぎりぎりまで授業をしてくる鬼畜大学の学生であるところの私はこの日1限から授業があった。しかしながら12時間寝たため起きたと同時に授業が終わった。レポートに必要な本を借りるために学校に行ったが1冊借りてとんぼ返りしてきてしまった。オンライン授業のために部屋で待機したが一向に始まらず、欠席を重ねすぎたためにもう余裕がない男子たちがラインで阿鼻叫喚になり始めた。諦めた者によると単位取得は甘え、再履修こそ至高とのことである。

清水寺に行っていたRと合流すべく清水に向かい、その辺で散歩していた。昔崩れたと話題になっていた茶碗坂を通りかかったので写真に収めておいた。

Rの要望により某縁切り神社に向かった。かつて遊びに来たTの、縁切り神社の闇深絵馬の話を聞いた時のビー玉のように輝く表情を思い出す。Rは本気で悪縁を切り良縁を結びたかったらしく本気で祈っていたが、私はその間またもや個人情報と人間の闇渦巻く絵馬を眺めて楽しんだ。

手水のところにあったこの植物、ヒカゲノカズラだと思うのだがこんなところにあるのが不思議だった。

祇園の方に行ってRが見つけてきてくれたおいしい餃子屋に行ったが混んでいたので予約だけして花見小路を散歩しまくった。舞妓さんも何度か見かけた。そういえば私の将来のお金持ちになって大学の友達と京都に戻ってきて高い店に行くというものがある。第一関門であるところの卒業後も関係が続きそうな友を得るというのがまだ突破できていないのだが。

げふざ。皮の主張が少なく、パリッとしていて美味しかった。韮と生姜を二人で分けて頼んだら半分ずつに分けて焼いてくれたので嬉しくなった。これを食べた後にしんそばを食べに行こうと思ったが狙っていた店が閉まっていたのでRがその場で調べてくれて別の美味しいところで食べられた。Rはいつも美味しいお店を入念に調べてくれるので本当にありがたい。こちらに引っ越してきて一番食を楽しんだ日々だったかもしれない。にしんそばは見た目よりもずっと美味であった。ずっとニシンが何となく生臭そうと思って食わず嫌いしていた自分がバカみたいだ。

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店の雰囲気もそばの味もほっこりしていて思わず長居してしまった。各種芸能人の色紙が飾られていたのだが、市川海老蔵はいちかわABぞうとサインするということ学んだ。ちなみにテレビなしで13年間生きている私は彼のことを雀の涙ほどしか知らない。

家に帰ったらRにイケメンのタイ人などをたくさん見せられたがよくわからなかったのでAKIRAを見ることにした。主人公はあきらではない、バイクの話ではないということには驚いた。個人的には宙に浮くバイクのようなものに乗って駆け回るシーンの映像技術に感心した。そして金田のバイク超かっこいい。横向きに停まるシーンを自転車でぜひ再現できるようになりたいものである。ジャケットの背中に描かれたカプセルの絵も妙に琴線に触れたのだがネットを見ても誰もそこの話をしていなかった。もう一度見たいがもう無料公開期間は終わったので守銭奴としては残念極まりない。そしてAKIRAを夜遅くまで観ていたせいで翌日も余裕の寝坊を決めたのであった。風呂に入りたくない、髪を洗いたくないとぐずるRに「でも頭が一番臭くなるじゃん」と言った心の底から感心した様子で「良く知ってるねえ」と言われたが彼女は私のことを人間以外の何かとでも思っているのだろうか。おしまい。