はいら日記

犬の顔にはめるバケツみたいな何かと数千万円するエルメスのバッグばっかり宣伝される

帰省日記

帰省

とある楽しい用事のために故郷東京に向かっている。東京以外の場所で暮らし始めて気付いたことがいくつかある。一つ目。私は超絶都会っ子であったということ。都会の高校に通っていたため私の住んでいる場所は同級生たちに普通に田舎呼ばわりされたり、使っている路線のイメージで勝手に田舎者と思われたりした。しかし、こっちに来てからは状況は一変した。ニットにスカート、パンプスという女子大生ファッションをするだけで都会のおしゃれな女の子っぽいと言われ、先生からはクラスで一番の都会っ子認定を受け、バイト先の人はなぜか私の出身地を聞いた途端謝罪してきた。正直悪い気持ちはしない。この点でも地方大はお勧めである。二つ目。歩けばスタバにあたるというのは東京だけである。三つ目。東京人以外は東京ばななに興味津々である。東京人は東京ばななのことを空気程度にしか思っておらず、ほとんどの人は食べたこともなく、会話に上った試しもないということを話すとみんな驚く。この間異常に圧の強い二外の先生に東京のおすすめの食べ物を聞かれ、そんなものはないから必死に考えて「も、もんじゃ焼き…」と答えたところ、「No!!!No!!!Tokyobanana!!!HAHAHAHAHAHAHAHAHA☆!!!!!!!」とまさかのマシンガンのごとき全否定からの訂正を真正面から食らったので私はすっかり参ってしまった。おそらくは一生忘れないであろうほどのインパクトを持った出来事であった。