はいら日記

犬の顔にはめるバケツみたいな何かと数千万円するエルメスのバッグばっかり宣伝される

抹茶パフェ

高校同期のtが一人旅のついでにやってきたので例によってkと会いに行った。待ち合わせ場所に早く着きすぎたので近くの土産物屋に入って練り香水を片っ端から全て嗅いだ。tは何だかいかれたTシャツ姿で現れたので正気を疑った。

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今年は勝てるといいですね…

三人で甘味処に入って甘いものに舌鼓を打ちながら大学に友達ができないことを嘆きあった。tは甘くないと思って頼んだグリーンティーがげろ甘だったことに苦しめられていた。よほど辛かったのかその後の道中も表記がグリーンティーだったから外国人向けの味だったんだ、なぜ気づけなかったんだと言ってみたり、甘くなさそうなお茶に異常に反応したりで面白かった。その一方でkは寒天が想像以上に緩かったことにかすかに不満を抱いている様子だった。(寒天は固いのが好みらしい)

ポイ捨て禁止の看板の真下にごみが散乱しているステキに尖った光景を見つけた。民衆が反逆の狼煙を上げたのだろう。もうすぐこの町は世紀末と化すことを感じた。

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夏草や兵どもが夢の跡


その辺の神社でぶらぶらし、セミが異常にくっついている木を囲んで大興奮したりトンボの写真を撮りまくったりしていたが気が変わったので縁切り神社に行くことになった。この神社というのはそのご利益ゆえに闇深な絵馬がかかっているともっぱらの噂で私がかねてから行きたいと思っていた場所である。絵馬を見に行こうという話に性格が歪んでいるtも身を乗り出して賛成した。実際に見てみると確かにやばげな絵馬がそこかしこにかかっていたが、その内容をネットに書くことは禁止されていたのでここには載せない。オタクの絵馬が個人的に気に入ったとだけ言っておく。この神社、縁結びのご利益もあるらしいが私は別段切りたい縁も結びたい縁もないので絵馬を見るだけ見て祈ったりはしなかった。

私はバイトがあるのでそこで離脱したがtとkは大学に戻って学食で食べたらしい。うらやましい限りである。私も同行したかったエーーーンイヒーーーン

私が今バイトしている塾にはバリバリに賢い子はあまりいない。私は中学時代は周りとの関わりをほぼ絶って暮らしており、高校では異常に賢い人々に囲まれていた故に彼らのするミスに結構戸惑ったりする。自分が当たり前だと思っていた考え方が彼らにとっては全然そうじゃないのでなかなかうまく教えられない。そもそも自分がちょっと難しい概念とかをふんわりと感覚でしか理解していないので言語化できないのだ。これを彼らのせいにしてはいけないと肝に銘じなければならない。(そうしなければ自分より運動神経が悪い人がいるということをよく理解していなかった中学の体育教師と同じ穴の狢である。今日tやkと話したことでもある。)こんな風に偉そうなことをほざいているが私自身もそんなに頭はよくないのだ。完全にまぐれで取った入試での好成績に己惚れているうちに足元を掬われ落ちこぼれるというシナリオだけは避けたいがなかなかリアリティのある話で恐ろしい。まあ、謙虚に暮らしていこうと思います。おしまい。